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2011/09/10(土) 静岡県 朝霧 86日目 No.123



テイクオフを見下ろす(空中撮影)

 

 予報通り、概ね快晴で気持ちがいい。毛無山や天子ヶ岳がある主稜線は雲が出ているが、良好なパラグライダー日和に期待が高まる。到着は少し遅れて10:00過ぎで、指折り数えると26機が前山で飛んでいた。


1本目:テイクオフに上がって準備。適度な風がやや右寄りに入って、クロスハンドで機体を立ち上げる。トグルとラインの持ち方を前回から変更したが、まだ慣れていなくて操作に迷いが残るものの、離陸できた。

いつも通り、すぐ右に出るが高度維持が精一杯の状況。高度が下がったので、テイクオフ前に出てみるが、1-3m/sのサーマルが所々にあって、なんとか高度維持。ランディング行きぎりぎりの高度でしばらく粘る。

そうこうしていると、次第にサーマルが強くなって、概ねどこかで2-4m/sのサーマルが出始めた。対地高度5-50mくらいで360度旋回は怖いので、基本的に八の字でソアリング。次第に、テイクオフレベルくらいまでは上がれるようになってきた。

さらにサーマルが強くなり、斜面を往復するだけでトップアウト。その後、前山の稜線上を往復する事で、最高で1154mまで上昇した。サーマルが一時的に弱くなって、テイクオフレベルから下がっても、しばらく粘れば再びトップアウトした。印象としては、特に苦労もなく、高度維持ができた。

日射は途絶えていないのでソアリングは未だに可能だが、13:50頃に着陸を決意。前山を離れると、周囲に機体は飛んでいないし、穏やかな気流なので、ほっとする。ランディングに小さなサーマルがあって、少しあせるが、特に問題なく穏やかに着地できた。結局、2時間54分間のフライトだった。

この日のトップは雲底1550m。前山を抜けだせなかったのは、幾つかあった5m/s級のサーマルで上げきれなかった為ではないかと考えた。これだけ長い時間飛んでいれば、なんとなくサーマルの形がわかったような気になるのだが、南寄りの強い風で大きく流されたり、他機を避けたりと、難しい。何より、サーマルを未だに掴みきった実感がない。今までフライトしていたどの場所よりもサーマルが多いと思うので、感覚を磨くには良い場所だと思う。

翌日は曇り空の予報で、この日は3時間近く飛んでお腹いっぱいなので、レスキューパラシュートのリパックをお願いして、帰ることにした。


到着時の様子

主稜線には雲

テイクオフから

空中撮影

空中撮影

食事

 

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© 市 岡

 

 

 

 

 

 

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